先月に引き続いて、兵庫県立芸術文化センターをレポートします。オープンは10月22日。最近、テレビや新聞でもホールやコンサート情報が見受けられ、盛り上がりを感じます。今月は、中ホール・小ホールの情報に加え、マエストロの意外な素顔などをお届けします。

中ホールは演劇、落語と目白押し

演劇を中心に催しが予定されている
演劇を中心に催しが予定されている
中ホールの催しは、なんといっても演劇です。11月には大竹しのぶさん主演の「母・肝っ玉とその子供たち〜三十年戦争年代記」が上演されます。また、センターの芸術顧問である山崎正和先生作の「芝居〜朱鷺雄の城」など充実したラインナップ。さらに、「鶴瓶の会」など落語も催されます。

ミュージカルや伝統芸能も上演予定の中ホールは、800人収容。ホール内は観客が舞台に集中できるように、照明が暗く落とされており、舞台と観客との距離もダイレクトに肉声が伝わってくる近さ。舞台に入り込みやすい工夫が随所になされています。

ちなみに、黒い壁は、黒く塗った兵庫県産の杉板が使用されています。こんなところにも「兵庫県」が密かにアピールされているんですね。中ホールを訪れたときは、要チェックです!
※チケットのご予約は芸術文化センターチケットオフィスへ TEL/0797-68-0255です。

自然光がもれる素敵な小ホール。ご予約はお早めに!

ピアノの発表会などにも使える小ホール
ピアノの発表会などにも使える小ホール
小ホールは県民に大人気。というのも、来年4月から貸し出しとなるからです。大ホール、中ホール共に借りることは出来ますが、やはりピアノの発表会やミニコンサートなど、気軽に演じ手を楽しめるホールはこの小ホールです。素敵なホールだけに、人気が集中するのも納得。今から予約が続々と入っているそうですよ。(催しの内容によって細かな料金設定があるそうです。詳細はお問い合わせください。(http://www.gcenter-hyogo.jp

小ホールは400名収容で、八角形の舞台の周囲はすべて客席というアリーナ形式。何せ天井からかすかに自然光がもれる、素晴らしい設計なのです。天井から透明の丸いアクリルの反響板が吊られていて、マホガニーとアクリルが絶妙の空間を創り上げています。

小ホールでは、室内楽やソロ演奏を中心に催されます。韓国の伝統楽器を交えての演奏(10月22日)や二胡や笙による演奏(1月15日)も催されます。新しい文化との出会いが期待できそうです。

マル秘情報!?……佐渡監督の意外な素顔

佐渡監督のポスターが入り口にはってあった
佐渡監督のポスターが入り口にはってあった
芸術文化センターには、10月22日オープンと同時にデビューする専属の楽団「兵庫芸術文化センター管弦楽団」があります。センターの芸術監督を務める佐渡裕監督が、自らオーディションを実施。世界41カ国920人の応募者の中から選ばれた演奏家たちの平均年齢は27歳です。若いですね!

ところで、オーケストラと共にリハーサルに余念がない佐渡監督とは、どんな方なのか気になりませんか?(テレビでは、マツケンサンバの衣装で指揮棒を振っているお姿を拝見したことがあります…。)

サイン色紙:佐渡裕芸術監督の色紙
サイン色紙:佐渡裕芸術監督の色紙
スタッフの皆さんいわく、「とっても気さくで、繊細で、優しい方」とのこと。さらに、佐渡監督の意外な一面も聞きつけました。

監督は、多忙な中、できるだけセンターを訪れています。センターのスタッフたちは、世界を駆け巡る「佐渡裕」だから、当然マネージャーがいたり、お昼ご飯にもちょっとした幕の内弁当を用意せねば…と考えていました。

ところが、佐渡監督にはマネージャーがいません。移動も一人でされていました。さらに、昼ご飯は皆と同じ、コンビニのおにぎりもOK!だったそうです。

ちなみに、関係者専用の食堂では、カレーが監督の好物。監督に愛されたそのカレーは「佐渡カレー」と噂されたとか。う〜ん!佐渡カレーが食べられなくて残念!

マル秘情報!?……女性用はロマンチック

女性用トイレ:照明が光る女性用洗面台
女性用トイレ:
照明が光る女性用洗面台
最後に、女性にしか分からない見所をご紹介します。

センターはホールだけでなく、諸施設も充実しています。オススメの見所(ちょっと大げさかも…)とは、なんと「ト・イ・レ」です。女性用はすばらしくロマンチックな照明で、化粧直しについ時間をかけてしまいそうな雰囲気…。

皆さんの中に、折角コンサートに出かけたのに、「トイレに並んでいる間に休憩時間が終わってホワイエで談笑出来なかった」というご経験の方はいらっしゃいませんか?センターは、女性用個室が増やせる可動式ですから、並ぶ時間もきっと短いはず。

また、ユニバーサルトイレ、人工肛門の方のためのトイレも設置されています。

どなたにも安心して楽しんで頂くために、ホールの配慮が至るところに見られて嬉しい限りです

アクタ西宮で余韻を楽しみませんか?

さて、2回にわたり、兵庫県芸術文化センターをレポートして参りました。とても素敵なホールだということは、お分かり頂けましたでしょうか?皆さんの目でお確かめ頂きたいと思います。

アクタ西宮:ホールからアクタを臨む
アクタ西宮:ホールからアクタを臨む
兵庫県芸術文化センターは、素敵な箱ではなく、私達が演じ手と一緒になって、文化を創っていく場。芸術はもっと身近なものなんだ、そんなことを教えてくれるホールでした。見学後、希望にあふれる場を西宮に創って下さった皆様への感謝の気持ちで一杯になりました。

コンサートや観劇のあとは、余韻を楽しみたいものですね。大ホールの1/10の模型を造られた方は、仕事帰りにアクタ西宮にある立飲みを楽しんでおられたそうです。

皆様もアクタ西宮で行きつけを作って、コンサートの余韻を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと素敵な一夜になりますよ。
 
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